【映画】Trainspotting
ダニーボイル監督 1996年製作
Choose life. Choose a job. Choose a career. Choose a family.
Choose a fuckin’ big television, choose washing machines, cars, compact disc players and electrical tin openers……
人生を選べ。仕事を選べ。キャリアを選べ。家族を選べ。
クソでかいテレビを、洗濯機を、車を、CDプレイヤーを、電動缶切りを…
一番最初に何を紹介しようか迷った挙句、Youtubeで新作映画の予告編をずらーっと見ていてこの映画を思い出した。ご存知の方も多いと思うが、新作予告を見ていてこの1996年製作のこの映画を思い出すのには訳がある。
高校に上がりたての頃、高校で新たに作られた人間関係と、地元で継続していた人間関係のどちらもこなさなければいけなかった僕はちょっとした二重生活をしていた。
高校では真面目グループに、地元ではちょっとしたヤンキーグループに。ちょうどその頃ハマっていたのがこのTrainspottingだ。
こんな君にオススメ
毎日が退屈で、何の進展もしない人間関係、素材と調理が違うだけの大して代わり映えのない飯、通勤通学中に我にかえって立ち止まりがちになり、爆音の音楽に逃げ場を感じてる、、、そんな人にオススメです。
この映画を見れば、こんなクソみたいな延々と続く大して代わり映えのない日々を生きていくことに希望を抱けるかもしれません。自分でこの人生を、友達を、仕事を、環境を、様々なこと選んだという自覚が持てるかもしれません。
つまり、、
下剤でずっとトイレにこもっていて最悪な気分だけど全部出た時にはきっと、
今日が良い天気ということに気づいて、普段行かない街の知らない喫茶店で朝食を食べて、気になる異性を食事に誘って、大して面白くもない映画をみて、太陽の匂いのする布団で、今日が何でもない最高な１日だったって思って寝るんだ。
っていうのに近い感覚を思える映画です。
あらすじ
あまりあらすじなど書きたくない映画なので僕から一言だけ言うとすれば
陽気に悲惨な青春映画
「それじゃわっかんねぇよ！！」って人のためにwikipediaからですが…
ヘロイン中毒のレントンは不況に喘ぐスコットランドでヤク中仲間と怠惰な生活を送っている。人のいいスパッド、モテモテのジャンキーシックボーイ、アル中で喧嘩中毒のベグビーらと悲惨な現実を前にしてもドラッグやナンパ、軽犯罪やクラビングを繰り返す毎日。そうこうするうちスパッドが受刑者となりレントンは何度目かのドラッグ断ちを決意。必死の麻薬治療を受けた彼は、ひと旗揚げようとロンドンで仕事を見つけ真っ当な生活を目指す。
曲がかっこいい
曲がとにかく良い。始まりから終わりまで、PVのような感覚で見ていられるし聞いていられる。UKロックの入門にも良いとかなんとか。
僕はついついサントラを買ってしまいました。
ちなみにDVDには普通のストーリーでわけられたチャプターメニューと、音楽でわけられたチャプターメニューが存在しています。それくらいこの映画では音楽が印象的に使われています。
劇中で使われてる曲で僕が特に好きな曲
Pulp - Mile End (Trainspotting Soundtrack)
日常のさまざまなシーンでTrainspottingの曲とそのシーンが駆け巡ります。
（僕の高校時代はトレスポとともにありました）
きっとお気に入りのシーンが見つかると思います。
20年後
今って2016年なんですよね。
Trainspottingが公開されたのが1996年。あれから20年経っているわけです。ユアン・マクレガーは25歳の時にこのTrainspottingで映画初主演になり、それからスターウォーズでオビワン役に抜擢されたりと、それこそ様々なキャリアを経てきました。
冒頭で
新作予告を見ていてこの1996年製作のこの映画を思い出すのには訳がある。
と言いましたが
そう、20年の時間をあけてこの映画の続編が帰ってくるんです。
T2 Trainspotting Official Trailer – At Cinemas January 27
あれから20年、レントンたちはどうなっているのでしょうね。
というわけで初の映画紹介はTrainspottingでした。
ぜひまだ見たことのない人は見てみてください！
もう見た人も２に向けておさらいするのもいいかもしれません。
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